負の感情をエネルギーに変えて

「天才はあきらめた」山里亮太
ちょいちょい本を読むので、思ったこと・感じたことなどを書いていきます。
トップバッターは、ちょっと前に読んで面白かった、南海キャンディーズ・山ちゃんの本。

この装丁もすごくいい。

手に取った時、タイトルの「天才はあきらめた」は自虐ネタだと思っていました。もしくは謙遜。
でも読んでいくうちにわかってくるんですよ。
「山ちゃんマジで自分のこと『自分は天才じゃない』って思ってるんだ…」って。
読みながら狼狽えてる自分がいました。

山ちゃんって返しのツッコミが本当にすごくて。
漫才やテレビでのMCもだけど、わたしが一番震えたのは、水曜深夜にやってる生放送のラジオ番組「JUNK 山里亮太の不毛な議論」でのリスナーのメールに対する返しのツッコミ。
事前にそのメールを読んでないのにもかかわらず、その場でけっこうな早口で読みながら返していくんですよ。
あれを天才と言わずになんと言おうか。

でも、この本では『天才』になりたくて、『天才』と言われたくて、時に自分を客観的に捉えて激しく叱責し、同期の売れてる芸人に嫉妬し、同期どころか相方のしずちゃんにまで嫉妬してその行く手の邪魔をし、葛藤してもがき苦しんでいる山ちゃんの姿がありました。

仮に山ちゃんが天才じゃなかったとしたら…嫉妬をパワーに変え、努力することによって天才になれる、天才だと周囲に思ってもらえるようになるという例だということですよね。
10代くらいの子が読んだら勇気が沸くし、諦観にまみれた大人が読んだら、自身の昔を思い出して心がざわつきそうです(ざわ…ざわ…)。

この本を読んだ後、かの結婚記者会見を思い出して、改めて「山ちゃん本当に良かったねえ」としみじみしました。
あと、あとがきをオードリーの若様(若林)が書いてるんだけど、そこも面白くて、次は若様の本も読んでみようと思いました。


プロフィール

やすなりゆきよ(yukiyoYasunari)

海潜(うみもぐ)イラストレーター。

趣味のスキューバダイビング繋がりで、イラストやデザインのお仕事をいただいたりしています。

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