「その場しのぎ」の産物

ちょっと前、出勤前の準備中に、ささやかなトラブルが連続して起こったことがありました。
「なぜ今よ!?」とキーッとなったけど、よく考えたら全部自分のせいでした。


まずは状況説明。
その日、起こったことを羅列します。

1. 可燃ごみを出すべく、ごみ箱からごみの入った袋を引き出したら、破れて中身がざざーっ(※玄関の土間だったのが不幸中の幸い)。
2. 立てかけておいた水切りラックが倒れてシンクにガシャーン。
3. 折り畳み式のキッチンワゴンが、ドアを開けたときにぶつかって危うくガシャーン(未遂)。
4. 通勤バッグをひっくり返して、中身がグシャーッ。

一見、ちょっとした不運が連続しただけに見えるけど、よーく考えたら、諸悪の根源は自分だったんです。

1. 数日前、梱包材として入っていた硬い紙製のボードを、そのままゴミ袋に突っ込んだせいで、ボードの角がゴミ袋をひっかいて裂けた。
2. 「とりあえず」と適当に、いつもと違う場所に水切りラックを立て掛けていたせいで、導線に引っかかって倒れた。
3. これも「とりあえず」の位置に置いていたせいで、ドアの開閉域に掛かっていた。
4. 慌てていて、バッグを安定した場所に置かなかった。

すべて、後先考えずに「その場しのぎ」でやった結果で、きちんと予測して行動していれば防げた事案でした。あーあ。

2019年12月4日、朝の部屋(床拭き掃除中)
今朝は床拭き掃除の日でした。

今回は家事に関わることだったけど、他にも共通することがあるなあと思うのです。

例えば仕事。
詰めの甘いデータを作って印刷会社に渡すと、データチェックで返ってきて二度手間になってしまったり、二度手間くらいだったらいいけど、そのままスルーした場合はクライアントに迷惑をかけることになります。

お洋服(コーディネート)は、外に出て初めて自分の格好のちぐはぐさに気が付いて、一日その格好で過ごさなくてはならず、家に帰るまで落ち着かなかったりすることも。

収納に関しては、とりあえずで置いたり突っ込んだりした物が積み重なって埃が溜まり、ごちゃついた見苦しい状態に…。

そういうことを考えていたら、巷でいう「ていねいな暮らし」の条件のひとつとして、
〈「その場しのぎ」のない「完成された形」の保持〉
があるのでは、なんて考えに至りました。
「ていねいな暮らし」が身に付いているひとは、たとえ暮らしの中で「その場しのぎ」をすることがあっても、時間を改めて完成された形にリカバリーしているのではないかと。

・とりあえずテーブルの上に物を置く→余裕ができ次第、元の収納場所へ戻す、もしくは収納場所を決めて収納する(リカバリー)
・天気予報をチェックして、翌日の気温が低いのを知る→前日のうちに1枚羽織れるものを用意しておく(その場しのぎを防ぐ対策)

まあどちらにしろ、「ていねいな暮らし」には時間的余裕が必要ってことですね。
でも、普段からお料理をしているひとが、あらかじめ準備などをしなくても冷蔵庫の中の食材だけでささっと何品か作れるように、日ごろから「その場しのぎ」をしない「ていねい」を心掛けることで習慣がつき、スムースに「ていねい」を実践できる…かも。

そう考えると、だいぶ前に読んだ佐々木典士さんの「ぼくたちは習慣で、できている。」は、核心をついていたんだなあと感心します。
読んだ当時は「そんなん当たり前やん」と思ったりしましたが、初めてちゃんと佐々木典士さんの意図を理解できた気がします。


プロフィール

やすなり近影

やすなりゆきよ(yukiyoYasunari)

海潜(うみもぐ)イラストレーター。

趣味のスキューバダイビング繋がりで、イラストやデザインのお仕事をいただいたりしています。

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